高知県安芸市はナスの生産日本一
ナスまつりに参加しました!

「ナスまつり」という響きに惹かれ、先日、高知県安芸市の方々主催のイベントに参加して来ました。2月の半ば、場所は五反田の「ゆうぽうと」。会場に着くとお揃いのはっぴを着た、安芸市の方々が温かく迎えてくれました。ほぼ一番乗りの状態だったので、真中一番前の席を陣取りました。

しばらくすると、以前何かのイベントなどでお見かけしたことのある野菜ソムリエさんたちが続々と会場に入って来ました。どうやら参加者のメインは「野菜ソムリエ」とその関係者だった様です。

お揃いのはっぴが素敵でした。

さて、ナスまつりスタート。まずは主催者の方々のご挨拶があり、続いて生産者の方々よりナスについてプレゼンがありました。中央のスクリーンに映し出された画像を一部以下に抜粋いたします。

安芸市で生産されている野菜、特に日本一を誇るのナスのお話しが大変ためになりました。

高知県は「環境保全型農業」に取り組まれていて、なかでも安芸市は、エコシステム栽培の先進地域ということでした。「エコシステム栽培」という言葉をはじめて耳にした私はさっそく調べたところ、高知県園芸連の審査登録制度で、農作物を病害虫の被害から守るために、栽培前の予防対策を行ったり、ハウス内に害虫の侵入を防ぐ資材を使ったり、有用昆虫を利用して交配するなど、出来るだけ自然な状態に近づけて栽培する、と言うことでした。
こういった取り組みは、作る側にとってはとても大変です。農薬を少なくする代わりに天敵を使って害虫退治をしたり、また、ホルモン剤を使わず蜂により自然交配を行ったり、地道な作業は私達ちの想像以上だと思います。しかし、出来あがった野菜達にはそのご苦労が、しっかりと味や形となって現れています。下の画像はナス3品種を食べ比べしました。どれもイベントが始まる直前に、スタッフの方々が塩で揉んだだけの漬物。これが食べてビックリ、ナスの自然の甘味が出ていてとても美味しいのです。個人的には左の「土佐鷹」に惹かれました。

土佐鷹

はやぶさ

竜馬

安芸市でさらに取り組まれていることとは、ナスのレシピ開発。こちらについては、安芸市の野菜ソムリエの小松広幸氏からお話がありました。ナスのことを知り尽くしたかたのレシピでしたので、目からうろこのものがたくさんありました。特に驚ろかされたのは、デザートに変身させていたこと。本当に様々なレシピを開発されていました。
なかでも特に気に入った「ナスのたたき」は実に絶品。さっそくお土産に頂いた安芸市のナスと、安芸市特産のユズポン酢を使って作りました。詳しくはこちら


お土産にいただきました

作りました「ナスのたたき」

質疑応答までひととおり終了した後は、お部屋を移ってお食事会。安芸市の特産品を駆使したお料理がずらっと用意されていました。下に一部ご紹介します。

ナスのパウンドケーキ

ナスのアイス(販売中)

甘味を抑えた焼きナス風味♪

「ナスまつり」に参加して、生産者の方々と直接お話しをすることが出来たことが、自分にとっていい勉強になりました。生産者の方々がどんな風に野菜を育てているのか、それを生活者が知るということは、今後の農業の在り方にとって非常に大事なことの一つだと実感しました。日ごろスーパーに並ぶ、キレイで形がいい野菜を見慣れている私達ちにとって、それが当たり前、というのは少し違うのではないでしょうか。たとえば「大きさや形にはこだわらない、バラバラなのが野菜」という考え方が当たり前になれば、生産にも環境にももっとやさしいのにな。というのが感想です。安芸市のみな様ありがとうございました!


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ナスのアイスこちら

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