<食育授業の報告は、青果物健康推進協会のこちらのブログに掲載されています>
大田区の小学校で、食育授業を行ってきました。
青果物健康推進協会は、私たち野菜ソムリエを「野菜と果物の先生(ベジフルティーチャー)」として、 毎年全国の小学校へ派遣して、食育授業を行っています。
年度ごとにカリキュラムが異なるため、事前に研修を受けて、学んだカリキュラムに沿って授業を行うようになっています。
今年のテーマは「野菜博士になろう!」
まずは私たちベジフルティーチャーが野菜博士の認定を受けた上で、子供たちにも「野菜博士」になるように促します。
授業では、野菜についてみんなで考えて、食べることの大切さを知ってもらいます。後日提出してもらう宿題の内容をもって、 「野菜博士」または「準野菜博士」の認定書が授与されることになっています。
何十年ぶりかに入った小学校は、すべてが小さく、とても懐かしく感じました。
今回の担当は、6年生4クラス。午前中に4回の授業を、ベジフルティーチャ―4人で行いました。
6年生と聞いて、ちょっと大人びているかな・・・。少々の不安を抱えつつも、とても楽しみでした。
実際子供たちを前にしてみると、みんな明るくて、元気で、とっても素直。不安は一気に吹き飛びました。
廊下ですれ違う子供たちも、こちらが驚いてしまうほど、「こんにちは!」と元気よく挨拶。この学校の子供たちみんなが可愛くなりました。
授業では、開口一番に「野菜好きな人?」と質問したところ、30名ほどのクラスで、たくさんの手が挙がりました。 また、野菜の花を見せて、「この花は何の野菜でしょう?」とクイズをしたり、苦手な野菜を食べる方法をみんなで考えたりしました。
「食事バランスガイド」で、一日の食事について説明したり、野菜を食べるといいこと、食べないと悪いことなどについても意見を出し合いました。
「食育」といっても、いろいろな取り組みがあります。
2005年に成立した「食育基本法」では、 「食育」とは、生きるための基本的な知識であり、知識の教育、道徳教育、体育教育の基礎となるべきもの、と位置づけられています。 子供たちが、食に関して様々な知識を身につけて、その中から選択する判断力や目を養う。みんなが健康で楽しい毎日を送れるように、 私たち野菜ソムリエも、いろいろと出来ることがあると思いました。
私にとって初食育授業でしたが、終えてみて大きな達成感を得ることができました。
また、子供たちから大きなパワーをもらったように思います。今後もこういった機会にはドンドン参加していきたいと思います。
今回お世話になった方々に、感謝申し上げます。